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黄金の針 |
女流評伝集
黄金の針
中央公論社刊
昭和36年4月5日発行 四六判 函、帯 初版10,000部発行
参考価格 3,000 ~ 4,000 (帯欠 1,000 ~ 2,000)
入手困難度 ★ |
比較的帯付を見つけるのが難しい1冊です。この1冊は帯、元セロハン(函、本)付きの比較的状態の良いものです。
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黄金の針(初版)函
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黄金の針(初版)本
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黄金の針(初版)奥附
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「黄金の針」の初出誌の「婦人公論」(昭和35年3月1日号)
「黄金の針」は、「婦人公論」の昭和35年1月1日号から昭和35年12月1日号まで連載で掲載されたものです。写真の昭和35年3月1日号には、「森茉莉」が、犀星と森茉莉が一緒に写った写真とともに掲載されています。
この中で、「昨日の夕方に着いた茉莉さんの手紙は、私が送った書物のお礼状が認められていたが、」との記載があります。そこに記載された書物と思しきものを縁があり所有しています。
昭和34年5月5日に出版された随筆集「硝子の女」で森茉莉氏宛の献呈署名が書かれています。
また、この「婦人公論」昭和35年3月1日号には、
<グラビア>女流作家の横顔(3)森茉莉も併せて掲載されています。 |
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草・簪・沼 |
短篇小説集
草・簪・沼(くさ・かんざし・ぬま)
中央公論社刊
昭和36年7月5日発行 四六判 函、帯 初版5,000部発行
装幀 著者
参考価格 3,000 ~ 4,000 (帯欠 1,000 ~ 2,000)
入手困難度 ★ |
比較的きれいな状態のものも多く、帯付の完本も比較的容易に入手することができます。
私自身の「室生犀星」著書コレクションの第1冊目です。
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草・簪・沼(初版)函
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草・簪・沼(初版)本
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草・簪・沼(初版)奥附
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はるあわれ |
短篇小説集
室生犀星の著作として30年代に出版された多くは帯付ですが、全体に帯付は貴重で、特にこの「はるあはれ」の帯付は少ないようです。
以前は、帯付の価格が比較的高価でしたが最近は帯付でもあまり価格差はないようです。比較して丁寧に見ていけば、状態の良いものを安価に手に入れることができます。
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はるあわれ(初版)函
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はるあわれ(初版)本
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はるあわれ(初版)奥附
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古事記物語 |
歴史
古事記物語 少年少女世界名作文学全集24
小学館刊
昭和37年2月20日発行 四六判 函、帯
参考価格 3,000 ~ 4,000 (函帯欠 1,000 ~ 2,000)
入手困難度 ★★★★ |
少年少女世界名作文学全集の1冊として出版されています。以前、少年少女世界名作文学全集全巻揃いで数千円で販売されていましたが、今はなかなか市場にはでてきません。月報「ひろば22」が付いています。日本民族最古の文学としての「古事記」が紹介されています。
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古事記物語(初版)函*2
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古事記物語(初版)本
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古事記物語(初版)奥附
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室生犀星全詩集 |
詩集
室生犀星全詩集 限定1,000部
筑摩書房刊
昭和37年3月10日発行 A5判 函、外函付き
参考価格 8,000 ~ 10,000
入手困難度 ★★ |
犀星自身により選定、および作品によっては大幅に手を入れています。詩集およびその収録について犀星自身が巻末の「解説」に記しています。
例えば、「田舎の花」では、「その大半を削除した。一冊の集から七篇をのこし後は全部除いた。このやうに気にいらない作をのこさないだけでも、作者としては爽快な抹殺であつた。詩は削ることによつて生き、その正味の韻体をのこすことで、或る病める詩はその病ひから起き上ることが出来るものである。」と書いています。
署名入りの30部が存在します。写真は、13番本です。
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室生犀星全詩集(初版)函
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室生犀星全詩集(初版)本
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室生犀星全詩集(初版)奥附
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室生犀星全詩集(普及版)
筑摩書房刊
昭和39年9月30日発行 A5判 函、帯 初版1,200部発行
参考価格 4,000 ~ 5,000
入手困難度 ★★ |
犀星の没後、「室生犀星全詩集 限定1000部」の普及版として出版されています。以前は、限定版に比較して市場にでてくる数は少なかったようですが、最近は数多く流通しています。
初版、再版、第三版の計2,200部発行されています。
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室生犀星全詩集(普及版)函
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室生犀星全詩集(普及版)本
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室生犀星全詩集(普及版)奥附
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四角い卵 |
随筆集
四角い卵
新潮社刊
昭和37年3月31日発行 四六判 函、帯
参考価格 3,000 ~ 4,000 (帯欠 1,000 ~ 2,000)
入手困難度 ★ |
函、および帯の状態が良いものが少なく、特に函の紙質の影響により擦れでの痛みが多いようです。
書影の本は、帯、元パラ付きの比較的状態の良いものですが函上部は変色しています。
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四角い卵(初版)函*2
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四角い卵(初版)本
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四角い卵(初版)奥附
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四角い卵(初版)帯
帯には、「独自の美意識に貫かれた詩人犀星の遺書 何よりも書くことを愛した著者が、その最晩年の思いをひそめて綴った寂寞絢爛の随筆集」との記載があります。
裏面には、著者の言葉として「文章と云うものは短かいほど手がはいりやすく、つねに入念に無色の彩どりをしなければならないのである。その上、文学といふものは、どんな短かい作品にも厖大な素材を逸することがないものだ。詩集の世界もさうであるが、小品の描く絢爛寂寞の一線は、まことに作家の顔ににじむその日その日の血色のやうなものである。」と書かれています。 |
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われはうたへどもやぶれかぶれ |
評伝集
われはうたへどもやぶれかぶれ
講談社刊
昭和37年5月10日発行 四六判 函、帯
参考価格 3,000 ~ 4,000 (帯欠 1,000 ~ 2,000)
入手困難度 ★ |
函の状態の良いものが少ないようです。また、帯付も全体的に少ないようです。(9/25)
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われはうたへどもやぶれかぶれ(初版)函
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われはうたへどもやぶれかぶれ(初版)本
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われはうたへどもやぶれかぶれ(初版)奥附
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われはうたへどもやぶれかぶれ(初版)帯
帯には、「難病と闘ひ、死の翳と対決する姿を精細に描いて、生涯の詩魂がほとばしる傑作小説」と書かれています。 |
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また、検印紙の印影には大型の「犀星」と小型の「犀」の2種類が存在します。 |
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宿なしまり子 |
長篇小説
宿なしまり子
角川書店刊
昭和37年5月10日発行 四六判 函、帯
参考価格 3,000 ~ 4,000 (帯欠 1,000 ~ 2,000)
入手困難度 ★ |
新古本として市場に流れているものも多く、比較的状態が良いものが多いようです。(5/17)
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宿なしまり子(初版)函
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宿なしまり子(初版)本
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宿なしまり子(初版)奥附
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宿なしまり子(初版)帯
帯には、「『宿なしまり子』は犀星の作品の中で、唯一の埋もれた作品であり、犀星文学を知る上に欠くことのできない傑作であると、ぼくは考える。(奥野健男氏)」との記載があります。また、裏面にも奥野健男氏の「解説」からの抜粋が掲載されています。 |
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もうひとつの「宿なしまり子」が掲載されている中央公論三月号(昭和25年3月1日発行)です。
長篇小説「宿なしまり子」が昭和37年5月10日に角川書店より出版されていますが、それとは異なるもうひとつの「宿なしまりこ」が掲載されています。
長篇小説「宿なしまり子」は、犀星が附けた題名ではなく、初出とされている「西日本新聞」では、「唇もさびしく」とされていたものを、没後改題し出版されています。
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中央公論三月号 表紙
昭和25年3月1日発行
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中央公論三月号 目次
昭和25年3月1日発行
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好色 |
小説・随筆集
好色
筑摩書房刊
昭和37年8月10日発行 四六判 函、帯
参考価格 3,000 ~ 4,000 (帯欠 1,000 ~ 2,000)
入手困難度 ★ |
室生犀星の絶筆となった最後の作品集です。やはり帯附きは少ないようです。
絶筆の「好色」が掲載された「小説中央公論 昭和37年初夏特大号」です。筑摩書房刊の「好色」のあとがきとして収録されている室生朝子氏の「父の絶筆」や筑摩書房刊の「好色」には収録されていない、なかのしげはる著の「驢馬の時分」も掲載されています。
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小説中央公論 表紙
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小説中央公論
絶筆「好色」
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小説中央公論
「父の絶筆」室生朝子著
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