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映画「蜜のあわれ」公開
映画「蜜のあわれ」
WOWOWで、ついに「蜜のあわれ」が放映されます。
2017年1月6日(金)夜9:00~、16日(月)午後3:00~


犀星の晩年の長篇小説「蜜のあわれ」が二階堂ふみ主演で、映画化され2016年4月1日(金)ついに全国公開されました。
また、これに合わせて正式ホームページが公開されています。 映画「蜜のあわれ」公式サイ

金沢の室生犀星記念館では、企画展「蜜のあはれ」が、平成28年3月12日(土)から6月26日(日)まで開催されました。
http://www.kanazawa-museum.jp/saisei/exhibition/index.html
この「室生犀星書籍博物館」でも、それにあわせて原作「蜜のあはれ」に関する情報を公開していきます。
室生犀星原作「蜜のあわれ」に関連する作品達の頁を更新 2016/3/27
栃折久美子著の「製本工房から」
この「製本工房から」には、犀星から小説「蜜のあはれ」(写真右)の表紙に使うため、装幀家でこの本の著者である「栃折久美子」氏に金魚の魚拓を依頼した話「室生犀星と私」が収録されています。
新潮社版の「蜜のあはれ」の中扉には、
魚拓「炎の金魚」 栃折久美子 と紹介されています。
「室生犀星と私」の「炎の金魚」は、「金魚の魚拓を一枚作ってくれませんか」とのショッキングな書き出しで始まっています。
また、犀星と「栃折久美子」氏とのやりとりを犀星は小説「火の魚」として書いています。

犀星の「蜜のあわれ」と「火の魚」が収録された文庫本です。この両方を読むことができます。
また、「室生犀星原作『蜜のあわれ』に関連する作品達」の頁を公開しました。


こんなところにも「蜜のあはれ」が、
15年目のエンマ帖
臼井吉見 著

中央公論社刊 カバー、帯
昭和36年9月30日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
この「15年目のエンマ帖」には、その八として著者の臼井吉見氏の東京女子大の教え子である「筑摩書房の栃折久美子さん」が描かれています。その中で、室生犀星の作品集「火の魚」が取り上げられており、「蜜のあはれ」の函表紙の金魚の魚拓を依頼された「折見とち子」ならぬ「栃折久美子」について語られています。


楽屋の窓から
宮城まり子 著

講談社社刊 カバー、帯
昭和49年11月20日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
この「楽屋の窓から」は、女優「宮城まり子」さんの随筆集で、この中の随筆「白い帽子」で女優の「高峰秀子」さんから「まり子がやるといい小説、ある」と犀星の「蜜のあわれ」を紹介された話が書かれています。
また、この中で「宮城まり子」さんは「『私、とてもやってみたい』そう思った。」と書いています。さらに、「別の女優さんがテレビで『蜜のあわれ』をやってしまい」との興味深い話も。
また、この装幀、なにげに「栃折久美子」氏の「製本工房から」に似ていると思いませんか。見つけました、目次の裏に「装幀=栃折久美子」との文字を。これも驚き。

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