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児童雑誌の中の犀星

犀星の作品は、児童向けの雑誌から文芸誌などさまざまな雑誌に掲載されています。
少年雑誌「中学世界」明治40年2月号
博文館刊
明治40年2月1日発行
参考価格 8,000

丙之部(60点以上70点未満)として選ばれた多くの句の中から
「鶯の餌を摺る椽や小六月 金澤 犀星」
を見つけることができました。選者は巌谷小波氏となっています。
中學文壇 第十一年第二十三集(280号)
北上屋書店刊
明治42年12月1日発行
参考価格 4,000

「雨後の詩」の1つとして犀星の「盲人のゆめ」が選ばれ、掲載されています。この詩は。「定本 室生犀星全詩集」(冬樹社刊 昭和53年12月20日発行)の第一巻「未刊行詩篇」p.381に掲載されています。
少年少女雑誌「中学世界」新人物生立ち号
博文館社刊
大正10年1月1日発行
参考価格 5,000

特集「新人物生立ち」に犀星の自伝「私の生立ち」(p.154~p.161)が掲載されています。
日本少年 10月号
新潮社刊
大正10年10月1日発行
参考価格 5,000

犀星の童謡「秋蝉」が掲載されています。
その後、定本室生犀星全詩集 第一巻の未刊行詩 大正10年に紹介されています。
小学男生 3月号(第四巻第三号)
實業之日本社刊
大正11年3月1日発行
参考価格 5,000
犀星の童話(対話)「蠅と蟻との話」が掲載されています。(p.42~46)
この本は、「室生犀星文学年譜」室生朝子、本多 浩、星野晃一編(明治書院刊、昭和57年10月20日発行)にも掲載されており、その後単行本には収録されていませんが、「室生犀星童話全集 第三巻」(創林社刊、昭和53年12月25日初版発行)に収録されています。
「セウガク一年生」昭和14年7月号
小学館社刊
昭和14年7月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話集「鮎吉・船吉・春吉」に収録されている「かけすの逃げた話」の初出誌で、ここでは、「カケスノニゲタ話」(p.66~71)となっています。
 これは雑誌として表記をカタカナを標準としているためで、作品も地名などを除きカタカナで表記されています。
「セウガク一年生」昭和15年8月号
小学館社刊
昭和15年8月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
短篇小説集「信濃の歌」童話集「鮎吉・船吉・春吉」に収録されています童話「水ノ中ノ夏」が掲載されています。表紙に「綜合学習カタカナ雑誌」と記載されているように作品も題名以外は、全てカタカナ表記となっています。
 短篇小説集「信濃の歌」では、詩篇の一部にいきなりこの作品が、カタカナ表記のまま収録されており、これまで不思議でしたが、これで理解することができました。
 また、童話集「鮎吉・船吉・春吉」では、「水の中の夏」となり、作品もひらがな(漢字併記)表記に改められています。
「幼稚園」昭和16年6月号
小学館社刊
昭和16年6月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話「ウソツキヲヂサン」が掲載されています。挿絵は武井武雄氏です。
 その後、単行本には収録されていませんが、「室生犀星童話全集」第一巻(創林社刊、昭和53年7月7日)に「うそつきおじさん」として収録されています。
「コクミン一年生」昭和16年7月号
小学館社刊
昭和16年8月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話集「鮎吉・船吉・春吉」に収録されている「くらげとくぢらの話」の初出誌で、ここでは題名が「クラゲトクヂラノハナシ」となっています。
 これは雑誌として表記をカタカナを標準としているためで作品も地名などを除きカタカナで表記されています。
「こくみん三年生」昭和16年12月号
小学館社刊
昭和16年12月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話「鮎吉・船吉・春吉」の「九、春吉の家」が掲載されています。
その後、この「こくみん三年生」は、昭和17年2月号から「少国民の友」に改題されています。
雑誌「ひらがな童話」二・三年生むき*2
小学館刊
昭和16年12月10日発行
参考価格 1,000 ~ 2,000円
犀星の童話「おにぎり」が掲載されており「室生犀星書目集成」(室生朝子、星野晃一編)を確認したところ「鮎吉・船吉・春吉」に掲載されていることがわかりました。「おにぎり」は、初出誌 "不詳"となっており、今回、この「ひらがな童話」が初出誌であることがわかりました。その後、童話集「五つの城」にも収録されています。
雑誌「少国民の友」二月号
小学館刊
昭和17年2月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話「鮎吉・船吉・春吉」の連載第11回「鮎吉・船吉・春吉の家」が掲載されています。
絵は、昭和17年4月1日に小学館より出版された単行本と同様に「大石哲路(おおいしてつろ)」氏によるものです。
雑誌「少国民の友」三月号
小学館刊
昭和17年3月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話「鮎吉・船吉・春吉」の連載第12回「春吉石垣」が掲載(p.194~201)されています。
絵は、昭和17年4月1日に小学館より出版された単行本と同様に「大石哲路(おおいしてつろ)」氏によるものです。
雑誌「少国民の友」四月号
小学館刊
昭和17年4月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
詩「今年の春」が掲載されています。
この詩は、詩集「美以久佐」(千歳書房刊、昭和18年7月10日発行)に収録されています。
雑誌「少国民の友」八月号
小学館刊
昭和17年8月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
詩「ぼうふらのうた」「おけらのうた」が掲載されています。
この二つの詩は、詩集「動物詩集」(日本絵雑誌社刊、昭和18年9月5日発行)に収録されています。
雑誌「少国民の友」十月号
小学館刊
昭和17年10月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
詩「こほろぎのうた」「かまきりのうた」が掲載されています。
この二つの詩は、詩集「動物詩集」(日本絵雑誌社刊、昭和18年9月5日発行)に収録されています。
雑誌「少国民の友」十一月号
小学館刊
昭和17年11月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
「動物詩集(四)」として詩「頬白と目白のうた」「啄木鳥のうた」が掲載されています。
この二つの詩は、詩集「動物詩集」(日本絵雑誌社刊、昭和18年9月5日発行)に収録されています。
雑誌「少国民の友」十二月号
小学館刊
昭和17年12月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
「動物詩集 十二月篇(五)」として詩「雪降蟲のうた」「氷魚のうた」が掲載されています。
この二つの詩は、詩集「動物詩集」(日本絵雑誌社刊、昭和18年9月5日発行)に収録されています。
雑誌「良い子の友」十二月号
小学館刊
昭和17年12月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話「からすやいたちのおまつり」(p.60~67)が掲載されています。その後、童話集「山の動物」(小学館刊、昭和18年1月25日発行)に「山ねこ」として収録されています。
「良い子の友」は「コクミン一年、二年」が統合改題との記載が表紙にありました。
雑誌「むらさき」1月号
むらさき出版部刊
昭和18年1月1日発行
参考価格 1,000 ~ 2,000円
犀星の詩「べに鯛」、「山門にのぼる」(p.1~p.4)が収録されています。
 「べに鯛」は、「べに鯛のうた」として詩集「動物詩集」(日本絵雑誌社刊、昭和18年9月5日発行)に収録されています。
「動物詩集」収録にあたり、子供向けに優しく話しかけるような文体に変更されています。
雑誌「少国民の友」二月号
小学館刊
昭和18年2月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
詩「白熊」が掲載されています。
この詩は、詩集「動物詩集」(日本絵雑誌社刊、昭和18年9月5日発行)に「白熊のうた」として収録されています。
雑誌「少国民の友」三月号
小学館刊
昭和18年3月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話「春雪物語(はるのゆきのものがたり)」が掲載(p.60~65)されています。挿絵は、大石哲路氏です。
不思議なことに目次では、p.58とされていました。
雑誌「少国民の友」七月号
小学館刊
昭和18年7月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
詩「かにのうた」が掲載されています。
 これまで「室生犀星書目集成」室生朝子、星野晃一編(明治書院刊、昭和61年11月25日発行)では、詩集「動物詩集」(日本絵雑誌社刊、昭和18年9月5日発行)に掲載されています「かにのうた」の初出誌が、この「少国民の友 昭和18年7月号」(小学館刊、昭和18年7月1日発行)とされていました。
 ところが、実際に「動物詩集」に掲載の「かにのうた」を確認したところ、まったく別の作品でした。
 その後、金沢の室生犀星記念館から、この「少国民の友 昭和18年7月号」の「かにのうた」が、「定本室生犀星全詩集」(冬樹社刊、昭和53年12月20日発行)第三巻に掲載とのご連絡をいただきました。
 確認したところ、「未刊行詩篇」の昭和18年に収録されていました。出典もしっかり「少国民の友」七月とされていました。
雑誌「少国民の友」十一月号
小学館刊
昭和18年11月1日発行
参考価格 4,000 ~ 6,000円
童話「もぐらとみみず」が掲載(p.88~91)されています。この作品は、「室生犀星童話全集 第二巻」(創林社刊、昭和53年9月9日初版発行)の「未刊行童話集 昭和期」として収録されています。
子供雑誌「ツヨイコヨイコ」四月號(第十三巻第一号)
小学館刊
昭和18年4月1日発行
参考価格 4,000 ~ 8,000円
童話集「五つの城」に収録されています「蟻の町」の中の「蟻の祭」が掲載されています。
確認したところ、「室生犀星文学年譜」(室生朝子、本多 浩、星野晃一編)の童話集「五つの城」では、「蟻の町」の初出誌は全て"未詳"とされていました。
子供雑誌「ツヨイコヨイコ」五月號(第十三巻第二号)
小学館刊
昭和18年5月1日発行
参考価格 4,000 ~ 8,000円
童話集「五つの城」に収録されています「蟻の町」の中の「蟻一郎」が掲載されています。
確認したところ、「室生犀星文学年譜」(室生朝子、本多 浩、星野晃一編)の童話集「五つの城」では、「蟻の町」の初出誌は全て"未詳"とされていました。
子供雑誌「ツヨイコヨイコ」九月號(第十三巻第六号)
小学館刊
昭和18年9月1日発行
参考価格 4,000 ~ 8,000円
童話集「五つの城」に収録されています「蟻の町」の中の「蟻じごく」(前半)が掲載されています。
確認したところ、「室生犀星文学年譜」(室生朝子、本多 浩、星野晃一編)の童話集「五つの城」では、「蟻の町」の初出誌は全て"未詳"とされていました。
子供雑誌「ツヨイコヨイコ」二月號(第十三巻第十一号)
小学館刊
昭和19年2月1日発行
参考価格 4,000 ~ 8,000円
童話集「五つの城」に収録されています「蟻の町」の中の最終回「蟻の夢」(その二)が掲載されています。
確認したところ、「室生犀星文学年譜」(室生朝子、本多 浩、星野晃一編)の童話集「五つの城」では、「蟻の町」の初出誌は全て"未詳"とされていました。
子供雑誌「少女クラブ」7月号(第二十四巻第七号)
大日本雄弁辯会講談社刊
昭和21年7月1日発行
参考価格 3,000 ~ 5,000円
犀星の随筆「春乙女」が掲載(p.12~18)されています。
確認したところ、その後他の単行本や全集には収録されていないようです。
子供雑誌「少女クラブ」8月号(第二十四巻第八号)
大日本雄弁辯会講談社刊
昭和21年8月1日発行
参考価格 3,000 ~ 5,000円
犀星の詩「蛇のお母さん」が掲載(p.16~17)されています。
この詩は、その後詩集「旅びと」(臼井書房刊、昭和22年2月10日発行)に収録されています。
子供雑誌「幼年クラブ」8月号(第二巻第八号)
大日本雄弁辯会講談社刊
昭和21年8月1日発行
参考価格 4,000 ~ 5,000円
犀星の詩「山と山の子供」が掲載(p.14~15)されています。
確認したところ「室生犀星文学年譜」室生朝子、本多 浩、星野晃一編(明治書院刊、昭和57年10月20日発行)に記載がありましたが、その後他の単行本や全集には収録されていないようです。
子供雑誌「子供の広場」8月号
昭和21年8月1日発行
新世界社刊
参考価格 3,000 ~ 4,000円
犀星の詩「静かなところ」「一ぴきのきりぎりす」が掲載(p.16~19)されています。その後、「定本室生犀星全詩集」第三巻の「未刊行詩篇」に収録されています。

雑誌「幼年クラブ」9月号
昭和21年9月1日発行
大日本雄弁辯会講談社刊
参考価格 4,000 ~ 5,000円
犀星の童話「濱吉と川吉」が収録されています。
この作品はその後、童話集「オランダとけいとが」(小学館刊、昭和23年3月30日発行)に収録されました。
雑誌「コクミン一年生」第二巻 第十一号 *1
室生犀星他
小学館刊
昭和22年2月1日発行
参考価格 300 ~ 1,000

犀星のコタッノハナシが掲載されています。作品中の言葉のほとんどがカタカナ表記となっています。

雑誌「銀河」昭和23年1月号 第3巻第1号
室生犀星他
新潮社刊
昭和23年1月1日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
犀星の童話「ふたりのおばさん」が掲載されています。(p.6~12)
その後、童話集「五つの城」(東西社刊、昭和23年10月10日発行)に「二人のおばさん」として収録されています。(p.21~35)
雑誌「童話読本」第二号
室生犀星他
紀元社刊
昭和23年5月1日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
この本は、小学生中級向け児童雑誌として出版されたもので、犀星など8名の作家の童話が収録されています。
 犀星の作品としては童話「母へび」が、鈴木信太朗氏の絵とともに掲載されています。
雑誌「小学六年生 新年号」(第2集第10編)
室生犀星他
小学館社刊
昭和25年1月1日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
犀星の名作詩「王座」が掲載されています。(p.3、嶺田弘絵)
 確認したところ「室生犀星文学年譜」室生朝子、本多 浩、星野晃一編(明治書院刊、昭和57年10月20日発行)には記載がなく、「室生犀星書目集成」室生朝子、星野晃一編(同刊、昭和61年11月25日発行)には、詩集「故郷図絵集」に収録との記載があり、確認したところ同一の作品でした。新発見とはなりませんでした。
雑誌「キンダーブック 二月号」(第6集第11編)
室生犀星他
フレーベル館社刊
昭和27年2月5日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
二月号付録の<ひのいろいろ>はさみページに犀星の童話「きゃべつのおじさん」が掲載されています。絵は、安 泰氏です。
 この作品は、その後「室生犀星童話全集 第二巻」に未刊行童話集 昭和期として収録されています。
雑誌「小学三年生 5月号」(第7巻第2号)*2
室生犀星他
小学館社刊
昭和27年5月1日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
この本は、擦れや折れ、ヤケもなくまるで新本のような綺麗な状態です。既に60年以上も経過しているにもかかわらず、驚きです。
 犀星の童話「さかなのいちば」が、鈴木寿夫氏の絵とともに掲載されています。(p.89~p.97)
雑誌「キンダーブック 五月号」(第7巻第2編)
室生犀星他
フレーベル館社刊
昭和27年5月5日発行
参考価格 2,000 ~ 3,000
犀星の童話「もうもう うし」が掲載(p.14)されています。
この作品は、その後未刊行のようです。


こどもクラブ 第2号 *1,2
室生犀星他
小学館刊
昭和31年11月10日発行
参考価格 3,000

犀星の詩「ピーター・パン」が、鈴木信太郎氏の絵とともに13ページにわたって巻頭を飾っています。
作者のことばとして「ピーター・パンについて」が紹介されており、その中で犀星は「ピーター・パンはむずかしい。
 はじめ細かい挿話のようなものも、書き入れたいと思ったが、枚数の関係で入れることができなかった。
 だいたいが詩のような形を取ってくれという編集部の話だったので、私は行を乱した詩の表現形式をとったが、編集部では、なるべく子供が口ずさんで、すらすらとした覚えやすいように、書いてくれとの再度の申し入れで、結局、べつの七五調の形式を二、三補充することで妥協した。(略)」との愚痴ともとれる話を書いています。

実際の詩は詩「ピーター・パン」の頁に掲載しています。
「女学生の友」2月号(第二巻第二号)
室生犀星他
小学館刊
昭和33年2月1日発行
参考価格 1500 ~ 2,000
巻頭には、世界短編名作シリーズとして。室生犀星原作の「姫たちばな」が、槙本ナナ子・文、池田かずお・絵で、鮮やかなカラーで掲載されています。
 原作となっている 小説「姫たちばな」は、短篇小説集「王朝」(実業之日本社刊、昭和16年9月24日発行)に収録されています。また、その後 短篇小説集「つくしこひしの歌(別版)」(鎌倉文庫社刊、昭和21年5月25日発行)にも収録されています。



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